重箱の歴史は古く、室町時代にまで遡ることができると言われます。 大名や武家は狩りや花見に出かける際、 蒔絵や漆塗の豪華な重箱に料理を詰めて、持ち運んだといいます。 津軽塗においても、当時制作された紋紗塗や錦塗の、 豪華絢爛な重箱が今に伝わっています。 唐塗は、高級感がある印象の唐塗です。 仕掛けベラを使用し、斑点模様をつけていき、その上から色漆を重ねていきます。 そして、模様を均等に研ぎ出し、さらに漆で艶をつけ、ようやく完成します。 たくさん塗り重ねていることから、昔は「津軽の馬鹿塗り」と言われていました。 唐塗独特の模様を作るための、仕掛けベラ。(ハチの巣のように無数の穴の開いたヘラのこと) このヘラで絞漆(水飴のように固く、ねっとりとした、粘着性のある漆)で漆の凹凸をつけて、黄色い漆を塗込み、緑と赤で小さな円を描くように彩色をし、錫粉を蒔きつけ、蒔きつけた錫粉を固めるために茶色い色の透けた漆を薄く塗り、色漆を数回塗り、研ぎ出して仕上げる技法です。 津軽塗の中で最もポピュラーで、重厚さの中にも面白さが光る塗りです。また、仕上げ方は、色の組み合わせや仕掛けのパターンなどによって、発想力さえあれば無限大に広がります。 何回も塗り重ねていることからとても丈夫で永くお使いいただけますよ。また、贈り物にも最適です。製造は全て弊社工房にて1つ1つ丁寧に手作業で仕上げております。 ご自分で使用するのもいいですし、ギフトにも最適な逸品となっております。 弊社では製造から販売、卸を一貫して自社工場で行っておりますため、無駄なコストを省き、 この価格を実現させました。また、他社ではまねできないアフターフォローにも自信があります。
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