片口 七々子塗

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堅牢で永く使える、津軽塗の「片口」

 

「津軽の馬鹿塗」ともいわれるとおり、「馬鹿丁寧に」何重にも漆を重ねるため、塗膜が厚く、永年の実用にも耐えるのが、津軽塗の特徴です。 その名の通り、グイっと豪快にお酒を呑むための器だからこそ、丈夫で安心して使える品を選びたいもの。 お酒好きの津軽衆が愛用する津軽塗のぐい?みであれば、普段使いにもおすすめです。

津軽塗のスタンダード、七々子塗

DSC_1082七々子塗の語源である、「ななこ」は、津軽の言葉で、筋子や数の子ような、魚の卵が集まっている状態のものを指します。 可愛らしい言葉の響きとは裏腹に、その紋様を仕上げるには多くの手間がかかり、津軽塗の技法の中でも特に難易度の高いものの一つとされていますが、飽きの来ないシンプルなデザインで、津軽塗のスタンダードとして、さまざまな商品に採用されています。 七々子塗は丸い輪っかの模様が特徴的です。これは、菜種を蒔きつけてつけた模様です。ですので、きちんとした丸い形ではなく、いびつなものもあったり、大きいものも小さいものもあります。 津軽塗の4技法の中の1つで、津軽塗がはじまったとされる遥か昔からあるとされています。 種漆(七々子塗り専用に、特別に配合した漆)を丁寧に、均等に塗り、菜種を蒔きつけます。1〜2日乾燥させ、菜種を剥ぎ、ある程度、模様の高さを揃えるために種磨き(ヤスリや砥石などで軽く磨く)をし、色漆を数回塗り、研ぎ出し、仕上げます。唐塗とは違い模様の凹凸が低いため、均等に、綺麗に研ぎだすというのは至難の技です。下積みをしっかり重ねてきた職人以外は綺麗に仕上がりません。 ムラになったり、模様が無くなったりします。塗る回数は唐塗の方が多いですが、七々子塗のほうが値段が高いというのは、そういった技術的な要素があるためです。 上品な見た目ですので飽きがこず、長く使用して頂けるものとなっております。 この機会に是非いかがでしょうか。製造は全て弊社工房にて1つ1つ丁寧に手作業で仕上げております。 ご自分で使用するのもいいですし、ギフトにも最適な逸品となっております。 弊社では製造から販売、卸を一貫して自社工場で行っておりますため、無駄なコストを省き、 この価格を実現させました。また、他社ではまねできないアフターフォローにも自信があります。

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寸法:縦約8.5cm×横約11cm(注ぎ口部分含む)×高さ約12cm

※1つ1つ手作りのため、模様が写真とは若干異なります。

※カメラのフラッシュ等で色具合いが若干異なる場合がございます。

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